易経』の卦は6本の爻と呼ばれる棒によって構成されている記号であるが、爻には「─」と「--」の2種類あり、易伝によりそれぞれの属性は陽・陰に当てられ、陽爻と陰爻を3つ重ねた八卦、八卦を2つ重ねた六十四卦は森羅万象を表象すると考えられた。これにもとづき漢代では卦の象徴や爻の陰陽にもとづいて解釈する易学がなされた。また繋辞上伝には「太極→両儀→四象→八卦」という生成論が唱えられているが、両儀は天地あるいは陰陽、四象は四時、八卦は万物と解されている。
宋易(宋代に興った易学)では図書先天の学と呼ばれる図像を用いた象数易が行われたが、これらの易図では陽は白、陰は黒で描かれた。南宋の朱熹は先天図にもとづき「太極→両儀→四象→八卦」の両儀を明確に陰陽と位置づけ、さらに四象を爻を2つ重ねたものとして太陽(老陽)・少陰・少陽・太陰(老陰)と名づけた。
なおUnicodeにおいて陰陽を表す記号には陰陽魚の太極図(☯)が当てられており、そのコードはU+262f、☯である。また陽爻(⚊)はU+268A、⚊、陰爻(⚋)はU+268B、⚋である。
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八綱弁証 [編集]
表裏、寒熱、虚実を統合したもの。病理の性質に基づいて全ての疾病を陰陽の二方面に鑑別してみることができる。
陰証 [編集]
陰証とは、生体反応が沈滞、減弱している病情。裏証、寒証、虚証がある。主な症状として顔面蒼白、気分が沈うつして活気がない、言葉が少ない、手足を縮める、悪寒や冷えを訴える、舌質は淡胖が多い、脈は遅弱細微がある。
陽証 [編集]
陽証とは、生体反応が発揚、増強している病情。表証、熱証、実証がある。主な症状として顔面紅潮、活気がある、言葉が多い、手足を伸ばす、炎症、充血、発熱、舌質は紅が多い、脈は浮数滑洪実がある。